妊娠すると母子手帳がもらえます。
ウキウキしてドキドキして嬉しくて。
どんなことが書いてあるのか、大切に大切に読みますよね。
そうして生まれてくる子どもの成長を考え、あったかーい気持ちになります。
母子手帳には、大切なことがたくさん書かれています。
そのなかに『子どもを事故から守る』という項目があり、月齢や年齢別に起こりやすい事故についてが詳しく表になっています。
子どもの発育と起こりやすい事故について
新生児のころの事故
新生児のころの事故は、周囲の不注意による事故が多いです。
誤って赤ちゃんの上に物を落としたり、抱っこしている赤ちゃんを落としてしまう、抱っこしたまま転倒してしまうなど。
上の子がいる場合、良かれと思って赤ちゃんに物を食べさせてしまう事もあります。
1ヶ月を過ぎたころの事故
1ヶ月を過ぎると、ベッドやソファーなどから落ちるという事故が出てきます。
ビックリしますよね。
足の力がついてくるからか、もぞもぞしているうちに少しずつ動いていき、転落してしまう事があるようです。
動けないと思って油断せず、ソファーや椅子には寝かせないなどの注意が必要ですね。
5ヶ月を過ぎたころの事故
5ヶ月ごろになると、寝返りをする子がいます。
赤ちゃんは、1度寝返りを覚えるとその要領でゴロゴロゴロとどこでも移動していきますので、移動範囲がものすごく広がります。
そうすると、手が届かないだろうと思って置いておいたものに手が届くこともあり、思わぬものを口に入れての誤飲や、危険なものを触ってしまって怪我をすることがあります。
7ヶ月を過ぎたころの事故
ひとり座りやつかまり立ちができるようになると、増えてくるのが転落や転倒による事故です。
ハイハイしながら階段から転落、なんて話を聞くことはあります。
幸い、子どもの柔らかさなのか大きな怪我になったと言う話は聞いたことはありませんが、本当に怖い話です。
ひとり座りやつかまり立ちが始まると、安定するまではいつ後ろにひっくり返っても不思議じゃありません。
移動範囲もぐっと増えてくるので、思わぬ場所での事故もありますね。浴槽や洗濯機に落ちて溺れる事故も、この頃から増えるので注意が必要です。
実録!家庭内の事故
お風呂場編(1)
あれはつかまり立ちが上手になってきた夏ごろだったでしょうか。
とっても暑い日で、双子たちが不機嫌極まりない日がありました。
あまりに機嫌が悪いため、ちょっと涼んだ方がよかろうと考えたわたしは、お風呂に少量のお水をためて水遊びをすることにしたのです。
裸にした双子を連れ、いざお風呂場へ。
そうしてひとりを水をためたお風呂に立たせようとしたら…
するーん!
なんと例えたらよいのか。
それは素晴らしく美しいスライディングのように、するーんと滑ってお風呂の中で仰向けに!ビックリして抱き上げました。
お水は少量だったので、水を飲むとか息ができなくなるようなことはなく、どこかぶつけてもいないので、子どもはキョトンでしたが。
普段の入浴とは湯量が違う事が原因なのか、この時は本当にびっくりしました。
それ以来、お風呂で水遊びはしていません。
お風呂場編(2)
こちらはいわゆる転倒事故です。
双子は2歳を過ぎ、ひとりでできることも増えてきました。
自分で服を脱ぎ、お風呂へ行く。
普段通りの何でもないことだったのですが、その日はどうも気分がウキウキしていたらしい双子ボーイ。
ウキウキした足取りでお風呂場に足を踏み入れた瞬間、すてーん!
すてーん!と転んで、ひっくり返った勢いで頭をゴッチーン!
しかも、ドアとの境目の硬い部分に。
ものすごい大泣きです。
頭を打っているのでわたしも青ざめて。
傷を確認すると、出血はないものの、赤い線が入っています。
痛みが引いたらいつも通りの双子ボーイに戻りましたが、いつ急変するんじゃないかと一晩気が気ではありませんでした。
階段編
子どもってね、頭が重いんだねぇ…と実感する出来事。
当時の引っ越し先のアパートはメゾネットで、子どもたちは慣れない階段が嬉しくて仕方ないよう。
ゲートを付ける箇所がない階段の作りだったので、ノーガードだったのも悪かったんでしょう、階段が大好きな子どもたち。
ある日、2階から呼ぶ声が聞こえます。
「なんだーい」と階段の方に顔を出すと、上から覗き込むようにしていた双子ガールが一気に転がり落ちて来たのです!
火がついたように泣く双子ガールを抱き起し、どこか痛いところはないか確認すると、返ってきた言葉は。
「お兄さん指が痛い~」
そこかいっ!
一応骨折やねんざも疑って確認してみたけれど、なんの問題もありませんでした。
幸い、本当に幸い、大きな事故、怪我になることはありませんでしたが、ゾッとする話じゃないですか。
落ちていたゴミ編
双子が1歳になる前のお話。
なんでも口に入れちゃうのが大好きなお年頃。
口に入れてほしくないものは置かないというのが一番いいのですが、当時長男は4歳。ブロック遊びやラキューが大好き。
当然、片付けても片付けてもどこからともなく出てくるブロックやラキュー。
誤飲しそうなものを放置しないように注意をしていたのですが、事故は起こりました。
その当時住んでいたところは、リビングとキッチンが仕切られていて、ドアがありましたので、作業があるときはキッチンに双子が入れないようにドアを閉めることもありました。
ほんの少しの時間だったんです。
キッチンからリビングに戻ると…
双子ボーイが口から血を流している!!
え?え?え?
なんで?どうして???
わたしパニック、もうパニック。
何が落ちてた?
何を口に入れた?
危ないものはなかったはず。
でもまさかカッターの刃でも落ちていたんじゃ…
いや、そもそもカッターなんて出してないわ!
なぜ血を流しているのかわからない!
なぜ血を流しているのかわからないことを認識して初めて「きゃーっ!」て声が出たくらい驚きました。
あたふたと双子ボーイの血だらけになっている口の中を確認すると、出てきました。
お菓子だかなんだかについていたアルミの包装紙の切れ端。
わかりますかね?インスタントラーメンのスープが入っているような袋の切れ端なんですが。
ゴミ箱に捨て損ねて落ちていたものを上手に拾って口に入れていたようです。
あんなヘロヘロしたアルミの切れ端で口の中って切れるんですね。考えたこともありませんでした。
想像してみてください。
ふと見たら、自分の子どもが口から血を流してニッコリ笑っている姿を。
こわくないですか?
パニックになりませんか?
いやー、あの時の血の気の引くような気持ちは今でも鮮明に思い出せるから、わたしにとってもよほどのことだったんでしょう。
家庭内の事故を防ぐために
家庭内に潜む危険。
大きな事故になりうることもあります。
改めて見てみると『こんなことはまだ出来ないだろう』と思っているときと『これくらいはもう大丈夫だろう』と思っているときが特に危険ですね。
わたし自身、ゾッとした経験だけなら書ききれないほどあるし、これからも増えていくのでしょう。
子どもが生まれたその日から、自分の命が尽きるまで。
親の責任だからではなく、ずっとずっと心配して、ずっとずっと気にかけていくのです。
かわいいかわいい子どものために、起こるかもしれない事故や危険にアンテナを張って注意、回避していきたいですね。
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※2019年3月8日の記事を加筆・修正しました