最近、うちの子たちが小さかった時のことをよく思い出します。特に、長男のときのこと。
やはり初めての子で、なにもかもが初めてづくし。神経も使うし毎日がどこかピリピリしていたと思います。
体も限界な時にやってくる『魔の3週目』
Tania Van den BerghenによるPixabayからの画像
もし『魔の3週目』という言葉を知らなかったら、病院にかけこんでいたんではないかな。
そもそも長男はあまり長く寝てくれるタイプではなく、3時間寝てくれるなんて夢まぼろし、1時間おきにギャンギャン泣く子でした。
最初の子なので、とにかく手を抜くことができなかったわたし。
泣いたらまずオムツを替えて、スッキリさせた後に授乳、ゲップをさせて(これがなかなか出ない)またオムツ替え。オムツを替えている間にまた起きちゃうことも。でも、この手順じゃないとダメだと思っていたのです。
さらに!母乳育児だったので、乳首が擦り切れて激痛。衣服がすれても痛くて寝られない。やっと寝かしつけた子を横に、寝ようと思ってもヒリヒリ痛い乳首のせいで寝られない。
ウトウトしかけたころ…はいお時間。また泣き出します。
その繰り返しで体力も限界に近付いてきたころ、それはやってくるのです。
魔の3週目
ひー、なんて恐ろしい響きなんでしょう!
泣きます。とにかく泣きます。
おっぱいもあげた、オムツも替えた、暑いとか寒いも大丈夫そう、抱っこも惜しみなくしている…しているのに!!
とにかく泣くのです。
それが、生後3週間のころに起こります。
わたしは『魔の3週目』という言葉を知っていて、とにかく泣くんだよーっていう知識くらいはあったので、大慌てこそしませんが「ついに来たか…」と身構えるような震えるような感覚でした。
夜に昼にと頻繁に大泣きし、おっぱいでも抱っこでも泣きやむことを知らない魔の3週目。
いつ終わるのかなんてまったくわからない。ひたすら時が過ぎるのを待ちながら、寄りそうことしかできません。
産後で、母のところにいたからどうにかなったようなものの、これに家事やなんやとやらなきゃいけないことがあったら泣いてたな。
産後、特に夜になると孤独で孤独で。赤ちゃんが泣いて授乳している間もものすごく孤独で。そんなときにやってくる魔の3週目ですから、気を張りすぎないという心構えがあるほうがよい気がします。
さて、長男のときでこうだったからには、双子のときはさぞ大変だったと思うでしょう?
それがね
記憶にないんです
「泣いてるわ~」って言いながらやり過ごすことを覚えたからなのか、辛すぎて記憶から抹消されているのか。もう定かではありませんが、双子のときも生後1カ月までは母のところにいたので、たぶんやり過ごしていたのでしょう。
夕方が怖くて震える『黄昏泣き』
長男が生後2ヶ月のころ。
母のところから家に戻り、家族3人の生活にも少し慣れ、ペースができてきたころにそれはやってきます。
黄昏泣き
魔の3週目と同じく、とにかく泣く、泣く、泣く。
しかも夕方に。
そろそろ夕飯の準備でも…と思った夕方に。
慣れてきた生活ペースを崩すように、壊すように、夕方に泣くのです。
原因は、1日の疲れが出てくるとか、お腹にガスがたまるからとかいろいろ言われていますが、実感としては、夕方の雰囲気に泣いていると感じました。
まー黄昏泣きも、魔の3週目と同じく原因がないならのんびりつきあっていくしかないし、生活ペースを見直すなどの工夫も必要になってきます。
ですが、すっかり疲れてしまった時は、思いっきり手を抜きましょう。
「子どもが泣いてて手が離せなかったのー」
と、夕飯の支度をしないことも全然OK。
ダンナが帰ってくるころには機嫌がよくなってるもんだから、夕方の修羅場をわかってもらえなかったとしても!夕飯の支度(買ってくるだけでも)をダンナにお任せしちゃいましょう。たまには出前もいいでしょう。
はぁ、また夕方がやってくる、と思うと気分も滅入ってくることもありましたが、ちょっと手抜きを覚えたらずいぶん楽になったし、そのころには黄昏泣きも治まってきていました。
ちょっとずつ図太く、ごまかしながら手を抜くことも、長い子育てには必要です。今ではすっかり手抜きの達人のわたし。
原因不明だけどよく泣くとき
魔の3週目、黄昏泣きとなんだかよくわからないけど赤ちゃんがよく泣くことについて書きましたが、原因不明だけどなんだか泣く、というときは体調不良の前触れのこともあります。
長男は、中耳炎になる前はとにかくよく泣きました。初めての中耳炎は1歳を超えたころでしたけど、熱を出す前の日は耳が痛むからかグズグズと泣くことが多かったです。
手を抜きつつも赤ちゃんの体調への気配りは必要です。
家事は手を抜き、部屋の隅のホコリからは目をそらし、その分赤ちゃんをじっと見つめましょう。笑。
なんとかなります、大丈夫
何をしても泣きやまない、ずっと泣いている、そんなときって慣れない育児が本当に辛くて、自分がダメ母なんじゃないかと落ち込むこともあります。
泣いている赤ちゃんにイラついてしまったときなどは、鬼母なんじゃないかと自分を責めることもあります。
でも大丈夫です、なんとかなるものです。
初めてのことで神経質にピリピリしていたわたしも、手を抜くことを覚えてやり過ごしてこられたし、手を抜いても子どもたちは元気いっぱい育っています。
なんとかなるなる、魔の3週目も、黄昏泣きも、大丈夫、なんとかなるなる。
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